明日の『鯖サンド』という「くわだて」

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「企て」という言葉のイメージは良いものではない。「企てる」と聞くと、部屋の奥の方でこそこそと秘密の計画を進めているような陰湿なイメージが強い。「企て」といいう漢字を使った熟語に<企業>がある。同音の熟語の<起業>との字面の違いとその単語の意味のギャップから、「人が止めるから<企業>、己が自由に走るから<起業>」という話をよく耳にする。実際に私も自身の社会人経験の中で、この話をしていた人間に数回程だが出会ったことがある。

改めて、「企」という漢字の成り立ちを調べてみた。まずは、「企」を横半分に、「人」と「止」で分けてみる。すると、世間が持っている下半分の「止」の解釈のずれに気づく。本来、「止」は人間の足の形を意味しているのであって、ネガティブな理由は微塵も含まれていない。「企」全体では、人が足で立っている姿を表しているに過ぎない。頭の中には、つま先立ちで背筋を伸ばして立ち、遠くを見ようとしている姿がイメージされる。それは、現代の「企て」という言葉のイメージとは正反対で、ポジティブな表情の人間の立ち姿を感じる。

一方、日本語の読みの部分、「くわだて」の意味はどうだろうか。「くわだてる」の古語は「くはたつ」である。古語でかかとのことを、「くは」というらしい。つまり、「くはたつ」とは、かかとをあげてつま先で立つことを意味する。漢字の「企」と同様に、背筋を伸ばし、遠くを見据えようとする、前向きな姿勢が見えてくる。

MOTHER SHIPは、「企画」が生業である。その企画の中に、キャリアイベント企画として『鯖サンドの輪郭の照らし方』の運営をサポートしている。大学生と働く大人が90分に渡ってトークを行う企画である。事務局メンバーは、大学生だ。事前のインタビューから始まり、レポートのリリースまでの一連の作業を手分けして行う。大学生にとって、抽象的なレベルの議論や内容も多く、一連の準備作業は決して簡単ではない。

明日12月1日は、『鯖サンドの輪郭の照らし方』が開催される。今回は、「正義」という言葉のあやふやさ、二面性を根底に置いた内容となっている。会場に足を運んでいただけば、想像以上の言葉のエネルギーを含んだ企画の力に圧倒されることは間違いない。

2019.11.30
いいのやすひろ


『鯖サンドの輪郭の照らし方』
Pilot #2「白と黒の狭間で【正義】を問い続ける天邪鬼的ディレクター」の場合
12月1日開催分 お申し込み:https://saba.mothership-pj.com/pilot-2/

⬛︎参考WEBリンク
http://kanjibunka.com/kanji-faq/mean/q0143/
https://jyouyoukanji.stars.ne.jp/j/301-ki-kuwadate.html

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